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牧野貴&ローレンス・イングリッシュ 大阪京都公演

  • 2026/04/11

オーストラリアを代表するサウンド・アーティスト、ローレンス・イングリッシュの関西での来日公演が決定。
音を身体的な経験のためのメディアとして扱い、その越境的な可能性への関心を共有することに力を注ぎながら、パフォーマンスやインスタレーションを制作。
近年はサウンドアートのキュレーターとしても活動し、実験音楽にとどまらず、世界中の革新的なアーティストたちのプラットフォームである音楽レーベルROOM40の運営でも知られている。

今回の来日公演では、映像作家・牧野貴と共演。
これまで世界130都市以上で上映され、国際的に高く評価されている牧野の映像は、自然現象や既成のオブジェクトから成る素材を、繊細かつ緻密な編集によって、時間芸術として構成された重層的な映像へと変容させる。
これまでも共演してきた両者による、没入感ある音と映像のパフォーマンスは見逃せません。

 

「牧野貴&ローレンス・イングリッシュ Japan Tour in シネ・ヌーヴォ」

2026年5月15日(金曜日)
会場:シネ・ヌーヴォ
時間:18:45 開場 19:00開演
料金:一般 2000円 U30・会員 1500円 他割引なし、招待券・回数券使用不可
チケット:5月8日よりシネ・ヌーヴォ窓口・オンラインにて販売開始
オンラインチケットURL:http://www.cinenouveau.com/ticket/ticket.html
協力:Bart.lab
お問い合わせ:https://bart-lab.com/contactus

上映作品

「The Low Storm」2009 16分音楽:ローレンス・イングリッシュ

牧野とローレンスの初のコラボレーション作品。映像は35mmネガフィルムの静止画から始まり、電子ノイズとフィルムの粒子の増殖によって架空の風景を生み出す。
ローレンスはこの映像を持ってヨーロッパツアーを行い、サウンドトラックを制作した。

「Anti-cosmos」2022 16分 音楽:ローレンス・イングリッシュ、ラッセ・マーラウグ、牧野貴

本作品は井筒俊彦氏の著書「コスモスとアンチコスモス」からインスピレーションを受けて制作された。この著書は私がこれまでの芸術活動の中で探求してきたコスモスとカオス、そしてミクロコスモスとマクロコスモス、外的イメージと内的イメージの関係性等の考えに大きな示唆をもたらした。自分がこれまで極端なアブストラクト表現において実践してきた活動は、一貫して鑑賞者の想像力を刺激し増幅させる装置としての映画作品を制作し、世界中で発表する事だった。アンチコスモスとは既に存在しているコスモス (秩序、常識、 固定観念とあえて解釈する)を刺激し新たな世界への扉を開放しようとする行為そのものの事を指すが、自分の活動そのものがアンチコスモス的だと言える事に気付いた。これまでに使用したことの無いようないくつもの具体物が撮影された映像を、幾千も重ね合わせ合成し反響させ、世界共通の記憶のような光の渦を制作した。もう一本の映像作品[Microcosmos]は、数多くの紙媒体のコラージュ作品を使用した短編映画。限られた素材と自分の想像力だけで、どのような無意識化への予期せぬ旅が可能なのかを実践した。コラージュ制作による瞑想体験の中で得た夢の断片のような光景を静かに紡ぎ、星座のように配置した。(牧野貴)
※2023年 上海ビエンナーレ日本代表作品

「Double Phase」2020 ローレンス・イングリッシュによるライブ演奏付き上映 約30分

本作品は2019年にオーストラリアで撮影され、2020年にAsia Topa Festival Melbourne で初演公開された。当時オーストラリア各地で起こっていた大規模な山林火災の影響を非常に強く受けている。
光の全く当たらない深夜のマングローブ林で見上げた空の赤み、飛行機から見えた火災の様子、オーストラリアという国が持つ自然の力、全てをこの作品に注ぎ込んだ。
※2020年韓国国際実験映画祭Exis 最優秀賞受賞作品

「新作(タイトル未定)」2026 ローレンス・イングリッシュによるライブ演奏付き上映 約20分

 

 

「牧野貴&ローレンス・イングリッシュ Kyoto Performance program 2026」

2026年5月16日(土曜日)
主催:「牧野貴&ローレンス・イングリッシュ Kyoto Performance program 2026」実行委員会
共催:京都文化博物館
会場:京都文化博物館3Fフィルムシアター
18:00開場 18:15開演(上映30分、ライブ30分、ミニトーク15分) 19:30終演

※京都文化博物友の会・障がい者の方は当日券のみ(割引有)
料金:一般 2000円 学生 1500円 ※京都文化博物館友の会会員・障がい者(付添1名まで)は当日券の販売のみ ※割引あり・要証明
ご予約:https://makinoenglish2026.peatix.com
お問い合わせ:https://brand-newday.jp/contact/

上映作品

「100年」2025年 30分

音楽:渡邊琢磨
演奏:梶谷裕子(vn1)波多野敦子(vn2)角谷奈緒子(va)橋本歩(vc)千葉広樹(cb)
2023年、創業100年を迎えた日本最古の某映画フィルム現像所は、その歴史の詰まった社屋を解体し移転する事を決定した。 本作品を制作した牧野貴は、その社屋に長く住み着いていた黒猫の新たな里親を探し終えた後、残された現像所の廃墟とそこで最後まで働く人々を記録し続けた。 また、その廃屋で発見された無数の映画フィルムには、1923年に関東大震災で完全に破壊された横浜の風景が記録されていた。 それらの発掘フィルムをデジタル化し編集を施し抽象化し、現在の映像と混ぜ合わせ、映画文化を支えて来た100年の歴史を映写機の光と共に結晶化した。 この映画に出てくる建造物は全て取り壊され、もう存在しない。抽象表現で知られる牧野が初めて手がけた実験ドキュメンタリー映画。

「Imagination」2025年 33分

ライブ演奏:ローレンス・イングリッシュ
この作品は日本最古の映画現像所の廃墟で発見された何も撮影されないままに現像処理を施された35ミリフィルムと16ミリフィルムを8K解像度でスキャンし、フィルムの物質性のみをスキャンするところから制作を始めた。「100年」と同じ時期に同じ場所で制作された、「100年」とは異なるアプローチによる時空間の圧縮。光が当てられる以前のフィルムには、光を浴びることを待っている粒子がたくさん塗り込められていますが、暗闇で光を待つ無数の粒子の存在は、何かが作られる以前の「無」の状態に限りなく近いと考えた。また、廃墟の屋上にデジタルカメラを設置し、雲の無い完全な青空を、私たちの上空に常に存在する広大な空間を、様々なレンズ、様々な解像度、様々な感度、様々なアスペクトで3万枚以上の静止画を撮影した。そこで得られたものは、かつて人類が「エーテル」と名付けた物質なのか、あるいは本当の「ダークマター」なのか、あるいはただの「ノイズ」なのか、とにかく想像力の可能性の出発点のような非樹に激しい有機的な粒子の動きでした。そしてその粒子は、映像を形作るフィルムの粒子に近い存在であると感じました。(牧野貴)

上映後 牧野貴、ローレンス。イングリッシュ、西原多朱によるトーク有り

 

 

「Constellation 出版記念特別展示会、上映会」

2026年5月17日(日曜日)
主催:牧野貴、Frame in VOX
会場:Frame in VOX
展示期間:5月15日より17日、12:00-18:00 コラージュ作品と映像作品の展示(入場無料)
上映会時間:5月17日(日曜日)18:00開場 18:30上映開始
上映会参加費:1500円 予約URL https://frame-in-vox.com/contact/
お問い合わせフォームより、件名を「Constellation 予約」とし、情報を入力してご予約ください。
※本イヴェントにはローレンス・イングリッシュの参加はございません

上映作品
「while we are here」2009 15分 音楽:Colleen
「Microcosmos」2021 12分 音楽:牧野貴
「Constellation」2024 21分 音楽:Liz Harris (Grouper)
上映後、牧野貴と書籍「Constellation」にテキストを執筆したアーティスト青柳龍太とのトークあり。

 

 

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